PDE5阻害薬(phosphodiesterase 5 inhibitors)であるタダラフィルは尿道平滑筋や前立腺の平滑筋を弛緩させ,尿道抵抗を低下させて前立腺肥大症(benign prostatic hyperplasia;BPH)にともなう男性下部尿路機能障害を改善する。しかし,タダラフィルですべての下部尿路機能障害の治療が可能になったわけではなく,無効例や難治例も多く存在する。その対策として今後,各種治療薬を併用し,効果や副作用を補う戦略がとられることが想定される。いまだエビデンスは不十分であるが,α1遮断薬との併用や5α還元酵素阻害薬との併用は今後の治療の主役になり得る可能性がある。
「Key Words」前立腺肥大症,PDE5阻害薬,併用療法
「Key Words」前立腺肥大症,PDE5阻害薬,併用療法

