認知症患者の尿失禁に対して,一律におむつを用いた対応が多くみられるが,本人が不快に感じるおむつの使用は,認知症の心理・行動症状(BPSD)を引き起こす.このため,気持ちよく排泄できる工夫が必要となり,尿意がうまく訴えられなくても行動や動作を観察することで排尿誘導を試みることや,失禁や頻尿の原因を判断して生活改善や必要な治療を行うことでBPSDが改善する.尿器などの用具や社会資源も上手に活用することや接し方を工夫することで,認知症患者に最適な排泄ケアが行われ,人権が擁護されることが求められる.
「Key Words」認知症,尿失禁,おむつはずし,排泄ケア,快適
「Key Words」認知症,尿失禁,おむつはずし,排泄ケア,快適

