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(薬物療法 前立腺肥大症)ノコギリヤシ


掲載誌
排尿障害プラクティス Vol.20 No.2 76-84, 2012
著者名
山田静雄 / 伊藤由彦 / 鈴木朝日 / 黒川美保子 / 影山慎二
記事体裁
抄録
疾患領域
泌尿器
診療科目
泌尿器科
媒体
排尿障害プラクティス

「はじめに」近年, 健康増進や疾患の予防・治療を目的として健康食品・サプリメントへの関心が高まっている1). 欧米では, 民間薬として伝承されてきたハーブ類を医療の現場において積極的に活用しており, 本邦でも健康食品として容易に入手可能である. 高齢者では, 医薬品とともに健康食品の摂取率が高く, この傾向は今後ますます増加すると予想される. 一方において健康食品の使用頻度が増大するに従い, その過剰摂取による健康被害や医薬品と併用した場合の有害事象が懸念される. ハーブ類の有効性についてそのメカニズムを含めた科学的検証はいまだ十分とはいえず, 安全性に関しても信頼できる情報が少ない. メディカルハーブのひとつであるヤシ科シュロ属のノコギリヤシ(Serenoa repens, Saw palmetto)は, 北米原産の低灌木で, 南東部の海岸地帯の砂丘の松林に生息している. ノコギリヤシ果実エキス(Saw palmetto extract;SPE)は, 5αリダクターゼ阻害や抗アンドロゲン作用などにより前立腺の肥大を抑制し排尿障害を改善する(図1)ことから, 処方薬や健康食品として用いられる2),3).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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