【特集 Structural Heart Diseaseへのハートチーム・インターベンション治療】
僧帽弁逆流への取り組み 外科治療困難な僧帽弁逆流への治療戦略:米国における最近の展開
The management of patients with severe mitral regurgitation who are at high risk for open-heart surgery: Current perspective in the US
掲載誌
CARDIAC PRACTICE
Vol.25 No.3 73-77,
2014
著者名
松本崇
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
/
麻酔科
/
手術・救急
/
放射線科
媒体
CARDIAC PRACTICE
[はじめに] これまで僧帽弁逆流(Mitral regurgitation: MR)に対する治療において, 弁に対する直接的な介入は外科手術に限られてきた. しかし, 実臨床では, 外科手術が高リスクである症例や, 左室機能不全に続発する機能性MRのような外科手術で満足な結果が得られにくいMR症例に遭遇する. 現在, 医療機器の開発が進むとともに低侵襲なカテーテル治療による介入が新たな選択肢として加わった. 本稿では従来の外科治療では治療が困難なMRを「自己弁のMR」と「僧帽弁置換術後の弁周囲逆流」に分け, 各々に対する米国での治療戦略を概説する. [僧帽弁逆流に対する経皮的僧帽弁形成術: MitraClipシステム] 自己弁のMRに対するカテーテル治療にはさまざまなコンセプトの治療機器が存在する. そのなかで最も臨床応用されているのはMitraClipシステム(Abbott Vascular, Menlo Park, CA)であり, 欧州心臓病学会(European Society of Cardiology: ESC)および米国心臓病協会(American Heart Association: AHA)/米国心臓病学会(American College of Cardiology: ACC)ガイドラインのいずれにも記載されている唯一のカテーテル治療である1)2).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

