【特集 Structural Heart Diseaseへのハートチーム・インターベンション治療】
大動脈弁狭窄症への経カテーテル治療による新展開 治療困難であった大動脈弁狭窄症の診療動向:世界の流れが日本へ
Innovative therapy for high surgical risk patients with aortic stenosis. World trend of less invasive therapy has just entered Japan.
掲載誌
CARDIAC PRACTICE
Vol.25 No.3 45-49,
2014
著者名
後藤剛
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
診療科目
循環器内科
/
心臓血管外科
/
手術・救急
/
放射線科
媒体
CARDIAC PRACTICE
[はじめに] 加齢に伴う大動脈弁の変性硬化に起因する大動脈弁狭窄症(aortic stenosis: AS)は, 超高齢社会にあって年々増加している. ASの狭窄度は経年的に増強するため, 手術適応の条件となる症状が発現するまで経過を観察していると, 高齢に伴う衰弱や併存症などのため, 大動脈弁置換術(aortic valve replacement: AVR)のリスクが高くなり治療を断念することも稀ではない1). 麻酔と手術技術の進歩により高齢者のAVRの成績は以前に比べて良好になったとはいえ, 人工心肺の侵襲は超高齢者には負担となる. 1985年, フランスのCribier医師は, 重症の心不全を伴うASで, 合併疾患のため手術を拒否された72歳の症例に対してバルーンによる大動脈弁拡張術(balloon aortic valvuloplasty: BAV)を行い, 救命することに成功した2).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

