用語解説
ホエイプロテイン/ホエイペプチド
whey protein/whey peptide
掲載誌
栄養-評価と治療
Vol.30 No.2 39-41,
2013
著者名
吉村真一朗
/
祖父江和哉
記事体裁
抄録
疾患領域
循環器
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代謝・内分泌
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糖尿病
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消化器
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骨・関節
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癌
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栄養管理
診療科目
一般内科
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循環器内科
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整形外科
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消化器内科
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腎臓内科
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糖尿病・代謝・内分泌科
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腫瘍内科
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老年科
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小児科
媒体
栄養-評価と治療
「POINT」ホエイペプチドのもつたんぱく質合成促進作用, 抗酸化作用や抗炎症作用などが注目されている. スポーツ分野ではアスリート向けの機能性食品として商品化されており, 医学分野でも免疫栄養素の1つとして研究が進んでいるが, 動物での研究報告が多い. 今後, ホエイペプチドを含んだ経腸栄養剤を使用し, ヒトでの臨床研究が進むことが期待される. 「I はじめに」医学分野における栄養療法の重要性は論ずるまでもないが, ここ十数年で集中治療領域や周術期の栄養療法が大きく再考されてきた. 免疫栄養法(immunonutrition)の発展もその1つである. グルタミンやアルギニン, ω-3系不飽和脂肪酸, 核酸などが代表的な免疫栄養素(immunonutrients)として知られており, それらを組み合わせた経腸栄養剤が製品化されている. 近年, ミルク中のホエイペプチドの有用性がスポーツ分野や医学分野でも注目され, 免疫栄養素の1つとして研究が進んでいる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。