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味覚・食欲の評価と各種病態の影響

肝疾患にみられる味覚・食欲異常


掲載誌
栄養-評価と治療 Vol.27 No.3 23-25, 2010
著者名
鈴木 壱知 / 香川景政 / 玉野正也
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
栄養管理
診療科目
消化器内科
媒体
栄養-評価と治療

「SUMMARY」味覚は「食べる」という人間にとって最も重要な活動の基本になる知覚であり, 味覚異常がみられることにより摂食状況は悪化することが知られている. したがって, 栄養治療がきわめて重要な治療である肝疾患, 特に肝硬変において味覚異常は重要な問題である. そのため肝硬変の患者で十分な栄養を摂取できないような場合には味覚異常の合併を考えることが必要である. 「I はじめに」味覚とは動物の五感の1つであり, 口にする物の化学的特性に応じて認識される感覚である. 生理学的には, 甘味, 酸味, 塩味, 苦味, うま味の5つが基本的な味質である. 味覚と食との関わりは, 甘味, うま味, 塩味はそれぞれ, エネルギー, たんぱく質, ミネラルのシグナルとして摂食を促進することが知られている. すなわち体内のなんらかの栄養素が不足すると, 生体はその物質の味覚を手掛かりとして欠乏物質を認識し摂取することにより栄養障害を改善しようとする.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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