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症例による病態栄養講座

第65回 肝硬変患者の栄養管理


掲載誌
栄養-評価と治療 Vol.27 No.2 11-14, 2010
著者名
堀友子 / 山邊志都子 / 水野文夫
記事体裁
連載 / 症例 / 全文記事
疾患領域
消化器 / 感染症 / 栄養管理
診療科目
消化器内科
媒体
栄養-評価と治療

「Point」肝臓は, 物質代謝, 解毒, 凝固・線溶因子の産生, 排泄, 体液の恒常性の維持などの働きがあり, 栄養素の代謝を行う主要な臓器である. そのため, 肝硬変の栄養療法はとても重要といわれており, 延命や生活の質が改善されることが報告されている. 血清Alb値3.5g/dl未満では5年生存率が低下するといわれており, 血清Alb値の良好な維持が重要である1). また, 肝硬変は病気の進行具合によって症状や栄養療法が異なるため, 状態を正しく理解することも重要である. 「I. はじめに」肝硬変は, 代償期と非代償期に分類される. 代償期では自覚症状はあまりみられないが, 非代償期では黄疸, 腹水, 浮腫, 出血傾向, 消化管出血, 肝性脳症などが出現する. 栄養療法にも違いがあり, 代償期では適正栄養量をバランスよく摂取することが重要である. 非代償期では, アミノ酸代謝異常があり血漿中のアミノ酸組成に著明な変化が起こる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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