特集 副腎研究の最前線
Ⅱ.臨床 4.機能性副腎皮質病変の病理組織診断の現状
掲載誌
The Lipid
Vol.34 No.2 58-64,
2023
著者名
山﨑 有人
記事体裁
抄録
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特集
疾患領域
代謝・内分泌
診療科目
糖尿病・代謝・内分泌科
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病理診断科
媒体
The Lipid
Key Words
アルドステロン
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コルチゾール
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結節
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過形成
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病理
内分泌病理領域では病変の良悪性のみならず,ホルモン過剰を来す機能性病変であれば,ホルモン産生の病理組織学的な局在診断が求められ,特に副腎皮質病変においては術後の治療方針を決めるうえでもきわめて重要といえる。WHO分類第5版“Endocrine and Neuroendocrine tumours”により,副腎皮質病変における病理組織診断も変遷してきている。本稿ではWHO分類第5版に基づき,ステロイドホルモン過剰を伴う副腎皮質病変における病理組織診断の現状と今後の課題について論じる。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。