【特集 褐色脂肪細胞】
Ⅲ.ヒト褐色脂肪組織とエネルギー代謝 褐色脂肪の画像診断
掲載誌
The Lipid
Vol.25 No.1 52-58,
2014
著者名
馬場眞吾
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
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糖尿病
/
小児疾患
診療科目
一般内科
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循環器内科
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糖尿病・代謝・内分泌科
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老年科
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小児科
/
放射線科
媒体
The Lipid
[Summary] 褐色脂肪組繊(brown adipose tissue; BAT)または褐色脂肪はその名前のとおり通常の白色の脂肪組織と比較して褐色の色調を呈する脂肪組織である. 多量のミトコンドリアを含んでいるため白色脂肪組織に比べはるかに多量の酸素を必要とする. 活性化した褐色脂肪組織ではエネルギー代謝の亢進が認められ, 核医学検査の一種であるPET検査によって糖代謝の亢進を画像によって評価可能である. ここでは画像診断の分野において近年認知度が高くなった褐色脂肪組織についてその特徴を概説する. 「はじめに」褐色脂肪組織は哺乳類の熱産生やエネルギー代謝に密接にかかわる組織であり, 古くからその生理機能や生化学的なメカニズムについて研究がなされてきた. しかしながら研究の対象はもっぱら, 動物実験や細胞レベルのものであり, 生きた状態の体内における存在範囲や活動性の評価については十分に検討がなされていなかった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

