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サロゲートマーカー
Ⅰ.脂質・コレステロール LDL-C/HDL-C比,non-HDL-C,apoB
掲載誌
The Lipid
Vol.21 No.1 14-19,
2010
著者名
倉林 正彦
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
循環器
/
代謝・内分泌
/
糖尿病
診療科目
一般内科
/
循環器内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
老年科
媒体
The Lipid
[Summary]スタチンによるLDL-C低下療法が, 心血管イベントの発症抑制に有効であることは疑問の余地はない. しかし, LDL-C低下によっても心血管イベントの発症を抑制できない患者も多い. こうした患者におけるリスクは「残りのリスク(residual risk)」といわれる. このうち, 低HDL-Cや高non-HDL-Cはリスク評価においてよいマーカーである. しかし, いずれも, コレステロール値をサロゲートマーカーとしており, LDL-Cによる評価と同様である. それに対して, apoBは動脈硬化惹起性のリポ蛋白の濃度, 粒子数を反映することから, LDL-C, HDL-Cやnon-HDL-Cの測定では得られないリスクを検出できるマーカーである. 今後, LDL-Cの管理に加えて, apoBを測定することが, 予防医学上, 有用であるかどうか, また, 費用対効果はどうかについて検討すべきであろう. 「はじめに」心血管疾患の一次予防, 二次予防いずれにおいても, スタチンで積極的にLDL-Cを低下させることによって, 心血管疾患の発症頻度をより低下させることができる1-4).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

