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基礎講座 糖尿病関連細胞小器官(organella)の基礎知識
インスリン顆粒の細胞内動態と細胞骨格
掲載誌
Diabetes Frontier
Vol.20 No.4 485-489,
2009
著者名
泉哲郎
記事体裁
連載
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全文記事
疾患領域
糖尿病
診療科目
一般内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
老年科
/
小児科
媒体
Diabetes Frontier
「はじめに」血糖値の調節に中心的な役割をはたすインスリンは, 膵β細胞内で合成された後, 分泌顆粒と呼ばれる細胞内小胞にいったん貯蔵される. 食物摂取後の血糖値上昇に伴い, 分泌顆粒膜と細胞膜が融合し, 中に含まれるインスリンが細胞外ひいては血液中に放出される(この過程をエキソサイトーシスまたは開口放出という). したがってインスリン分泌のメカニズムを知るためには, 分泌顆粒の生成から開口放出に至るまでの細胞内動態を理解することが重要である. 本稿では, 他細胞における知見も参考にしながら, インスリン分泌を支える顆粒の細胞内動態とその分子基盤について論じてみたい. 「I 分泌顆粒の生成・成熟と細胞骨格に沿った輸送」インスリンなど細胞外に分泌されるポリペプチドや蛋白質は, 小胞体内で折りたたまれ, ゴルジ装置を介し, トランスゴルジネットワーク(TGN)に輸送される. インスリンの前駆体プロインスリンは, TGNより発芽して形成される未成熟顆粒内に取り込まれる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

