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わが国の糖尿病の現況と変遷(1989-2009年)

経口血糖降下薬による治療


掲載誌
Diabetes Frontier Vol.20 No.4 416-422, 2009
著者名
木村友彦 / 加来 浩平
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
糖尿病
診療科目
一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
媒体
Diabetes Frontier

「はじめに」糖尿病薬物治療の中心的役割を担う経口治療薬の歴史は, 1950年代にスルホニル尿素(SU)薬が新規経口糖尿病薬として登場したことから始まる. カルブタミドは世界最初の経口血糖降下薬(経口薬)として市販されたが副作用が多く, 1956年にトルブタミドに取って代わられた. その後, 1961年にビグアナイド(BG)薬メトホルミンが発売された. 1993年に経口薬としては実に約30年ぶりにα-グルコシダーゼ阻害(α-GI)薬であるアカルボース, さらにはボグリボースが市場に参入し, さらにインスリン抵抗改善薬としてチアゾリジン(TZD)薬であるトログリタゾンやピオグリタゾン, 速効型インスリン分泌促進薬(グリニド薬)であるナテグリニド, ミチグリニドが相次いで臨床応用されるようになった(表). Diabetes Control and Complications Trial(DCCT)1), United Kingdom Prospective Diabetes Study(UKPDS)2), Kumamoto Study3)などの大規模臨床研究はより厳格な血糖コントロールが1型および2型糖尿病患者の細小血管合併症の発症を抑えることを実証した.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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