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インスリン治療―科学的根拠とその実践―
Ⅱ 多様化するインスリン治療のアウトカムは 高齢化社会におけるインスリン治療の将来
―認知症患者や家族の協力などについて―
掲載誌
Diabetes Frontier
Vol.20 No.2 211-214,
2009
著者名
岡田洋右
/
松永京子
記事体裁
特集
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全文記事
疾患領域
糖尿病
診療科目
一般内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
神経内科
/
老年科
媒体
Diabetes Frontier
「はじめに」わが国でも急速なスピードで高齢化が進行し, いびつな人口分布をきたした超高齢化社会になっている. 人間は誰でも加齢に伴い老化していくものであり, 現代社会においてクローズアップされている痴呆や寝たきりなどの問題を生じる. 高齢化社会, 増え続けている糖尿病患者数に示されるように, 高齢者糖尿病の頻度も爆発的に増加している. しかし, 高齢者糖尿病には若年者糖尿病とは異なる特徴的な病態や問題点が存在しており, 治療目標や治療法を設定するうえで種々の留意すべき点が存在する. 本稿では, 特に高齢化社会におけるインスリン治療について, 認知症患者や家族の協力などのサポート体制を含めて概説する. 「I. 高齢者糖尿病の病態」「1 高齢者糖尿病における特徴」高齢者における身体的な特徴として, 身長は加齢とともに低くなり, 筋肉の萎縮に伴う運動機能の低下や骨密度の減少による骨粗鬆症から骨折を起こしやすくなる. 視力・聴力などの知覚機能低下は, 日常生活行動や知的な活動にも影響を与える.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

