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インスリン治療―科学的根拠とその実践―

Ⅱ 多様化するインスリン治療のアウトカムは 血糖自己測定(SMBG)の有効性は?コスト/ベネフィットは?


掲載誌
Diabetes Frontier Vol.20 No.2 195-201, 2009
著者名
井窪万里子 / 手丸理恵 / 浦風雅春 / 戸邉一之
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
糖尿病
診療科目
一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
媒体
Diabetes Frontier

「はじめに」簡易血糖測定器が1970年代から実用化されるようになり, 血糖変動の把握やインスリン投与量の調節が迅速に行えるようになった. さらに機器の小型化は, 患者自身がいつでもどこでも血糖を測定できる, 血糖自己測定(self-monitoring of blood glucose:SMBG)として定着してきた. 多くの大規模臨床試験において1型および2型糖尿病のいずれにおいても, 厳格な血糖コントロールにより, 糖尿病性血管合併症の進展が抑制されることが示されている1)-3). 血糖コントロールをより厳格に行おうとすれば, 低血糖の危険は増加する. 特に低血糖の対処にSMBGによる血糖の把握が重要である. わが国においては, SMBGは1986年にインスリン治療中の糖尿病患者に健康保険が適応され, 指導料加算が導入された. インスリン治療を行っていない糖尿病患者においても, 2008年の診療報酬改定で, 生活習慣病管理料「糖尿病を主病とする患者に対し, 血糖自己測定値に基づく指導を行った場合は, 年1回に限り所定得点数に500点加算する」が承認された.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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