インスリン治療―科学的根拠とその実践―
Ⅰ 多彩化するインスリン製剤を使いこなすための科学的背景は 超速効型混合比の高い2相性インスリン製剤を用いた頻回注射法
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- 掲載誌
- Diabetes Frontier Vol.20 No.2 179-182, 2009
- 著者名
- 山田千積 / 稲垣 暢也
- 記事体裁
- 特集 / 全文記事
- 疾患領域
- 糖尿病
- 診療科目
- 一般内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Diabetes Frontier
「はじめに」糖尿病治療の目標である合併症リスクの軽減のためには, 正常に近い血糖コントロールを維持することが重要であり, 深刻な大血管障害の予防には特に食後高血糖の改善が必要である. このような厳格な血糖コントロールには, より生理的なインスリン分泌動態を再現するインスリン強化療法が最も効果的である. 一般的に, ベーサル-ボーラス療法(basal-bolus therapy:BBT)では, 2種類以上のインスリンの1日4回以上の注射を必要とする. 強化療法を必要とする2型糖尿病患者にとって, (1)インスリンが1種類となる, あるいは(2)注射回数が1日3回に減るといった治療の簡便化は, QOLやコンプライアンスの改善につながると考えられる. 超速効型混合比の高いインスリン製剤を用いた頻回注射法(prandial premixed therapy:PPT)は, シンプルでありながら, BBTにも劣らない治療法として有用である可能性がある. 「I. 2相性アナログインスリン製剤」従来の2相性ヒトインスリン製剤に代わって, 最近, 超速効型インスリンと, 超速効型インスリンをプロタミン化した中間型インスリンとを混合した2相性アナログインスリン製剤(Mix製剤)が多く使用されるようになってきている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
