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【特集 緩和ケアチームが切り拓くがん疼痛治療の新たな地平】

誤解を解いてがん疼痛治療にオピオイドを適切に使用するために


掲載誌
がん患者と対症療法 Vol.26 No.1 6-7, 2015
著者名
鈴木勉
記事体裁
抄録
疾患領域
癌
診療科目
腫瘍内科 / 麻酔科
媒体
がん患者と対症療法

「はじめに」世界保健機関(WHO)は1986年に『Cancer pain relief(がん疼痛からの解放)』を出版し,本書のなかでオピオイド鎮痛薬を中心としたWHO方式がん疼痛治療法を発表した。わが国では1989年にはじめて徐放性モルヒネ製剤が発売され,WHO方式がん疼痛治療法も導入された。その後,WHOは1996年に第2版『Cancer pain relief』を出版し,わが国にも徐々にWHO方式がん疼痛治療法が浸透したが,十分なものではなかった。このような背景から,2007年には「がん対策基本法」が施行され,WHO方式がん疼痛治療法のさらなる普及が図られた。その結果,緩和医療やペインクリニックに関わる医療従事者の努力により,WHO方式がん疼痛治療法は広く浸透したように思われた。しかし,残念ながら本領域以外の医療従事者の理解は決してよいとはいえないし,対象とするがん患者の多くは緩和医療科やペインクリニック以外の科で治療を受けている。これらを総合した結果が医療用麻薬の使用量に反映されるので,わが国の医療用麻薬の消費量は先進諸国のなかで最も少ない。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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