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【特集 がん治療期における緩和ケアの取り組み】

がん治療期の難渋する嘔気の緩和対策

Palliative care strategies for persistent nausea during cancer treatment

掲載誌
がん患者と対症療法 Vol.24 No.2 23-29, 2014
著者名
山川宣
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
腫瘍内科 / 麻酔科 / 放射線科 / 精神科
媒体
がん患者と対症療法

「Summary」日本癌治療学会による『制吐薬適正使用ガイドライン』にてがん治療期の嘔気について有効な冶療が体系化されているが, 難渋する嘔気についてはさまざまな原因, メカニズムごとの治療を検討する必要がある. 5HT3受容体拮抗薬, NK1受容体拮抗薬に加え, 従来からのD2受容体拮抗薬, 抗ヒスタミン薬, 非定型抗精神病薬などが対策として挙げられるが, 単に薬剤による治療のみならず原因となる病態の治療・改善も必要である. さらには, 不安やがん患者の抱える背景も含めた全人的対応も念頭におくことで, 嘔気によるがん治療からの脱落を少なくすることができると考えられる. 「はじめに」嘔気の対策は近年劇的に進歩しており, 新薬の登場とも相まってがん治療期, 特に化学療法における嘔気・嘔吐(以下, 嘔気)の多くはコントロールされている. 一方, 終末期までがん治療が行えるようになり, 全身状態の低下や疾病の進行に伴う複数の状況からコントロールに難渋する場合も増えている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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