【特集 がん治療期における緩和ケアの取り組み】
がん化学療法の末梢神経障害による症状の緩和対策
Management of chemotherapy-induced peripheral neurotoxicity
掲載誌
がん患者と対症療法
Vol.24 No.2 14-21,
2014
著者名
横山智央
/
木下仁淑
/
福嶋めぐみ
/
石川あさ
記事体裁
抄録
疾患領域
神経疾患
/
癌
診療科目
腫瘍内科
/
麻酔科
媒体
がん患者と対症療法
「Summary」がん患者の生存期間は延長してきており, 長期にわたって治療を継続する支援が必要である. がん化学療法による末梢神経障害(CIPN)はQOLの低下や化学療法が継続困難に至る原因の1つであり, がん患者の予後にも影響を及ぼす可能性がある. CIPNを引き起こす抗癌剤は各臓器の化学療法においてkey drugとなっており, その特性をよく理解して減量・休薬・中止を適切に決める必要がある. CIPNは不可逆性な場合も少なくなく, 有効な治療法もまだ確立していないが, 抗痙攣薬・抗うつ薬・オピオイドを用いた新たな治療法も報告されてきており, 今後の治療法の確立が望まれている. 適切なCIPNの評価により早期に発見し, 重篤化しないための対策を行い, 化学療法を完遂するためのサポートを行うのが重要である. 「はじめに」近年がん化学療法は外来で行うのが主流となってきており, 患者の生命延長に加えてQOLを損なわないように長期にわたって日常生活・社会生活を送りながら治療を継続できる支援が必要である.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

