【特集 喘息バイオマーカーの最前線―呼気一酸化窒素濃度測定(FeNO)を中心に―】
FeNOの診断・治療評価における有用性
Usefulness of FeNO in a diagnosis and the treatment evaluation of asthma.
掲載誌
喘息
Vol.26 No.2 26-31,
2013
著者名
佐藤俊
/
斎藤純平
/
棟方充
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
アレルギー・免疫
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
/
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
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老年科
/
小児科
媒体
喘息
[Summary] 呼気一酸化窒素濃度(FeNO)測定はアレルギー性気道炎症の疫学的指標として, さらに遷延性咳嗽や慢性咳嗽から喘息を鑑別する指標として非侵襲的で鋭敏な検査法である. これまでの検討から, 成人のアトピー型喘息ではFeNO50 (呼出流速50mL/秒による測定)の測定値でおおよそ40ppbを喘息診断のカットオフ値とするのが適当と考えられる. また, FeNOは従来の喘息コントロール指標である症状スコアや1秒量, ピークフローの変化率と良好な相関を認めるが, 増悪予防を目的としたFeNO単独による喘息コントロールの有用性については依然議論の余地がある. 今後さらに発展した形として, FeNOの変化量や変化率によるコントロールやFeNOと症状スコアを併用したコントロール法などの有用性が期待される. [はじめに] 呼気一酸化窒素濃度(fraction of exhaled nitric oxide; FeNO)はアレルギー性気道炎症を反映するバイオマーカーであり, 気管支喘息の診断や治療における有用性は多数報告されている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

