【特集 喘息バイオマーカーの最前線―呼気一酸化窒素濃度測定(FeNO)を中心に―】
FeNOとは―概論とガイドライン―
Fractional exhaled nitric oxide(FeNO); previously reported and guidelines
掲載誌
喘息
Vol.26 No.2 14-19,
2013
著者名
伊藤潤
/
粒来崇博
記事体裁
抄録
疾患領域
呼吸器
/
アレルギー・免疫
診療科目
一般内科
/
呼吸器内科
/
アレルギー科
/
耳鼻咽喉科
/
老年科
/
小児科
媒体
喘息
[Summary] 呼気一酸化窒素濃度(FeNO)は好酸球性気道炎症を反映するバイオマーカーとして注目されているが, FeNO測定値をどのように用いるべきか明確な判定基準は現時点では確立されていないため, 対象患者から得られるほかの情報・検査所見と組み合わせて測定結果を考える必要がある. FeNOは治療コントロールに用いることで喘息増悪を減少させることはできなかったが, 質問票と組み合わせながら吸入ステロイド薬(ICS)と気管支拡張薬の選択的調節を行うことで予後を改善することが可能であった. また, 難治性喘息患者においてアドヒアランス不良群と良好群とを客観的に区別する指標としても有用であった. 非侵襲的な検査であり, 今後さらなるエビデンスの蓄積によって喘息コントロールへの応用が期待されている. [はじめに] 一酸化窒素(nitric oxide; NO)は, 1980年にFurchgottとZawadzkiによって血管内皮由来の弛緩物質(endothelium derived relaxing factor; EDRF)として生体内で存在が確認された1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

