Summary  職業性喘息は,抗原の同定と曝露場所が比較的明確であること,経済的理由から転職が難しいことなどから,動植物などの高分子有機物質が抗原の場合は免疫療法が有効な治療方法である。本稿では,典型的なⅠ型アレルギー反応により惹起され,先人の努力により治療,特に免疫療法と発症予防に成功し,今ではほとんどみられなくなったコンニャク喘息とホヤ喘息につき解説する。職業性喘息は,今後も時代の変化に合わせて種々の物質により発症する可能性が高く,過去の成功例を参考に新しい職業性喘息の対策に役立つことを期待する。