【特集 骨代謝調節の新たな展開】
ヘッジホッグシグナルによる軟骨内骨化の制御
Hedgehog signaling-mediated control of endochondral ossification
掲載誌
THE BONE
Vol.27 No.4 27-33,
2013
著者名
菅家康介
/
鄭雄一
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大庭伸介
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
骨・関節
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再生医療
診療科目
整形外科
/
リウマチ科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
THE BONE
哺乳類の骨格は結合織内骨化と軟骨内骨化の2つの骨化形式を介して形成される. 軟骨内骨化では軟骨が最初に形成され, それが骨に置き換わっていく. この過程において, さまざまなシグナルが密接に相互作用しながら進み, ヘッジホッグ(Hedgehog: Hh)シグナルは軟骨形成と骨形成をつなげる重要なシグナルであることが明らかとなってきた. 本稿ではまずHhシグナル経路を解説し, 軟骨内骨化におけるHhシグナルの役割と最新の知見について考察する. [はじめに] ヘッジホッグ(Hedgehog: Hh)シグナルは, 細胞の運命決定や器官形成および個体発生において重要な役割を果たしている. Hhは, 1980年にショウジョウバエの形態異常を示す変異体の網羅的探索によりみつかり, 1992年に体節極性遺伝子の1つとして同定された. 脊椎動物では, 体節, 神経管および四肢のパターニング, 毛髪, 歯, 肺, 腸などの形態形成に関与するソニックヘッジホッグ(Shh), 精子形成と神経鞘の発生に関与するデザートヘッジホッグ(Dhh), および骨形成に重要な役割を果たすインディアンヘッジホッグ(Ihh)の3つが存在する1).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

