【特集 骨代謝マーカーⅢ】
個人における骨代謝マーカーの評価上の注意点
掲載誌
THE BONE
Vol.26 No.4 45-50,
2012
著者名
三木隆己
/
嶋田裕之
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
骨・関節
診療科目
整形外科
/
リウマチ科
/
産婦人科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
老年科
媒体
THE BONE
骨代謝マーカーは, 骨粗鬆症の病態を明らかにするとともに, 治療効果判断の代用マーカーになると期待されている. 治療効果の判断能を高めるには, 骨代謝に影響の強い薬剤選択が必要であり, 個人の骨代謝状態の程度にも影響される. 骨代謝マーカーの臨床的価値を高めるには, 骨代謝マーカーのQuality Controlが必須である. 安易な骨代謝マーカーの測定は, 治療継続の障害となることもあり, 治療効果判断に迷う場合は, 骨密度評価と併せて判断する. 「はじめに」骨代謝マーカーは骨粗鬆症の病態解明や骨粗鬆症治療薬の効果を, 病態生理学的な立場から判断するために利用される. たとえば, 骨代謝マーカーを測定すれば, 薬剤効果がどの程度持続するかを推定できる1). また, 骨粗鬆症治療の有効性を患者ごとに評価することも期待されている. 健康保険では測定回数に制限があり, 測定変動が大きいことから, 骨代謝マーカーによる治療の有効性判断能を高めるためには, いかに測定変動誤差を小さくするかにかかっている.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

