【特集 痛風をめぐる諸問題】
痛風関節炎治療の実際
掲載誌
THE BONE
Vol.26 No.3 45-47,
2012
著者名
寺井千尋
記事体裁
抄録
疾患領域
代謝・内分泌
/
骨・関節
診療科目
一般内科
/
整形外科
/
リウマチ科
/
腎臓内科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
/
老年科
媒体
THE BONE
痛風関節炎治療の基本はNSAID投与であり, 短期間に限り通常より多めに使用する(NSAIDパルス療法). NSAIDの禁忌, 高齢者, 腎機能障害のある例では, ステロイドを投与する. コルヒチンは, 痛風発作の前兆期には著効するが, 関節炎の極期には効果は少ない. 痛風発作中の尿酸降下治療において重要な点は治療法を変えないことであり, 未治療の場合は発作中には尿酸降下治療を開始せず, すでに尿酸降下薬投与中の発作の場合はそのまま尿酸降下薬を継続する. 「はじめに」痛風はリウマチ性疾患の中では関節リウマチよりも患者数が多く, 痛風関節炎は最も頻度の高い関節炎とされる. 関節炎発作時には短期間とはいえ, 激烈な痛みにより安静を余儀なくされQOLの低下が著しい. 日本人男性における痛風の有病率は1%強であり, その基礎にある高尿酸血症の頻度は成人男性では30%近いと報告されている. 痛風治療は, 急性関節炎(痛風発作)と高尿酸血症の二つの異なる病態に対する治療からなる.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

