高齢者の「排泄障害」は, 排尿・排便ともに「貯留」と「排出」という2つの生理的機構から検討すると理解しやすい. 「排尿障害」には膀胱訓練・排尿習慣訓練・骨盤底筋群訓練・間欠的導尿法・失禁対策・生活指導と環境調整が, 「排便障害」には食事管理・排便習慣と動作の確立・排便運動への促通・心身活動の向上・排便援助・環境設定が, リハビリテーションとして注目されている. 高齢者自身による排泄コントロール・排泄動作の確立と他者による介助量の軽減が, 治療効果のキーポイントになる.
「はじめに」リハビリテーション(Rehabilitation:リハ)医学における「排泄障害」は高齢者診療に際して必ず遭遇し, 介護レベルを決定するキーポイントとなる. また, 実地医家による「排泄障害」へのリハ実践は自尊心の回復に基づく日常生活動作(activities of daily living:ADL)への意欲向上に直結するという観点から, 適切な治療により予防と改善が期待される分野であるといえる.
「はじめに」リハビリテーション(Rehabilitation:リハ)医学における「排泄障害」は高齢者診療に際して必ず遭遇し, 介護レベルを決定するキーポイントとなる. また, 実地医家による「排泄障害」へのリハ実践は自尊心の回復に基づく日常生活動作(activities of daily living:ADL)への意欲向上に直結するという観点から, 適切な治療により予防と改善が期待される分野であるといえる.

