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骨質Ⅱ
臨床 骨粗鬆症治療薬が骨折治癒過程の骨質・骨強度に及ぼす影響
掲載誌
THE BONE
Vol.24 No.3 87-93,
2010
著者名
真柴賛
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
代謝・内分泌
/
骨・関節
診療科目
整形外科
媒体
THE BONE
骨粗鬆症治療薬投与中の患者が骨折を生じる機会は決して少なくなく, 骨折治癒を考慮した薬剤選択は今後ますます重要になってくると考えられる. 骨吸収抑制剤は骨癒合を妨げることはないが, 骨癒合した後の骨折部形状および仮骨の骨質復元に関しては, 吸収抑制作用の程度に応じて遅延する可能性が高い. 特にビスフォスフォネートは骨折部仮骨の著明な増加により骨折部の強度は増加するが, 強力な仮骨リモデリングの抑制によって仮骨の成熟は遅延しており, 骨折治癒過程の遅延を仮骨量により代償していると考えられる. 一方, 骨形成促進剤であるPTHは仮骨リモデリングを促進し, 線維骨から層板骨への置換のみならず, 皮質骨のオリジナルな形状への復元も加速し, 健常な骨折治癒過程を促進すると考えられる. 「はじめに」骨粗鬆症の治療において, 薬物療法は最も重要な治療法であると言っても過言ではなく, 骨密度増加や骨折予防に関するエビデンスがおおむね揃いつつある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

