全文記事
骨質Ⅱ
基礎 骨細胞による骨基質と骨質の調節機構
掲載誌
THE BONE
Vol.24 No.3 27-31,
2010
著者名
網塚 憲生
/
郭頴
/
長谷川 智香
/
柳鋳晟
/
佐々木宗輝
/
沢村祥子
/
鈴木礼子
/
山本 恒之
/
李敏啓
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
代謝・内分泌
/
骨・関節
診療科目
整形外科
/
リウマチ科
/
糖尿病・代謝・内分泌科
媒体
THE BONE
骨細胞・骨細管系は骨基質内に細胞突起を張り巡らせることにより細胞性ネットワークを形成している. 骨細胞の機能としては, 力学的負荷の感知, 骨基質ミネラルなどの物質輸送, 骨改造調節などがあげられ, 特に, 規則的配列を示す骨細管系は, 力学的負荷の感知や物質輸送にも都合がよい構造を示すと思われる. また, 骨細胞から産生されるFGF23, sclerostin, DMP-1は骨基質の性状, すなわち骨質にも影響を与えると考えられる. 「はじめに」近年, 骨細胞の役割が注目されるようになってきた. それは, 骨細胞が行う骨基質ミネラルの維持, 力学的負荷の感知, 骨改造調節などがクローズアップされてきたからである. 一方, これら骨細胞の機能は同時に骨質をも調節することになる. 本稿では, 骨細胞によって調節される骨基質と骨質について概説したい. 「骨細胞・骨細管系の微細構造について(図)」骨細胞(osteocytes)は, 骨芽細胞あるいは骨細胞自らが産生した骨基質中に埋め込まれた細胞であり, 骨基質中の骨小腔という空間に存在している.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

