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特集 主役となる補体

補体 概論


掲載誌
Pharma Medica Vol.42 No.4 6-11, 2026
著者名
井上 徳光
記事体裁
抄録 / 特集
疾患領域
その他
診療科目
その他
媒体
Pharma Medica
Key Words
補体制御因子 / 非典型的補体経路 / 細胞内補体 / シナプス剪定 / 近位補体

補体システムは、自然免疫系の1つで、プロテアーゼによる補体の分解によって活性化し、そのカスケード反応は進行する。補体の活性化は、外来異物や生体内の不要物に迅速に応答し、それらを除去する働きをもつ。一方、異物と自己細胞を正しく認識し、外来異物の侵入がないときや自己細胞上では、補体の活性化が惹起されないように、巧みな制御機構が備わっている。補体は、凝固系・線溶系、Granzyme Kなどの非典型的経路による活性化や、細胞内で補体が活性化し作用する報告もある。最近、補体活性化と制御のバランスが崩れて発症する補体疾患が注目され、終末経路だけではなく、近位補体を阻害するさまざまな薬剤が使用されるようになってきている。それゆえ、補体疾患の病態や制御状態を反映するバイオマーカーの開発も急務である。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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