室 本座談会では、第一線でがん遺伝子パネル検査(comprehensive genomic profiling:CGP)にかかわっておられる先生方に、CGP検査の現状と将来について、ざっくばらんにお話いただきたいと思っています。早速ですが、先生方の施設でのCGP検査の現況を、それぞれお聞かせ願えますか。
武藤 京都大学医学部附属病院(以下、京大病院)はがんゲノム医療中核拠点病院で、当院のエキスパートパネルに参加している連携病院は18施設あります。一時期は20数施設あったのですが、基準をクリアした5施設(現在は8施設)には、卒業ということで自立してもらっています。多いがん種は、膵臓がんをはじめとする消化器がん、肺がん、脳腫瘍で、最近では乳がんが増えています。

