前田 本日は、血液治療のエキスパートである先生方にお集まりいただき、最近の血液治療の進歩を、医療経済の側面から議論していただきます。がん化学療法に代表される、高額な薬による経済毒性という概念が提唱されている昨今、血液の領域でも、この問題にしっかりと向き合うべき時期にきていると思われます。はじめに、発作性夜間ヘモグロビン尿症(paroxysmal nocturnal hemoglobinuria:PNH)、骨髄異形成症候群(myelodysplastic syndromes:MDS)、多発性骨髄腫(multiple myeloma:MM)の3疾患を取り上げ、それぞれの領域で使われている新しい薬を挙げていっていただきたいと思います。