ゲノム医療の現状
がんゲノム医療中核拠点病院におけるがんゲノム診療の実際と課題
掲載誌
Pharma Medica
Vol.41 No.1 34-37,
2024
著者名
城田 英和
記事体裁
連載
/
抄録
疾患領域
癌
診療科目
腫瘍内科
媒体
Pharma Medica
がんゲノム医療とは腫瘍組織の遺伝子変化を解析することでそのがんの特徴、性質を明らかにし、その変化に基づく治療提案を行う医療である。筆者はこの医療、遺伝子パネル検査によって治療ターゲットが見つかりその治療の恩恵を受けている症例も多く経験している。がん医療全体にも分子標的薬を中心に臨床試験の活性化、他がん種への適応拡大、薬剤の保険償還など多くのメリットをもたらしている。しかしながらこの結果の解釈には高度な知識が必要とされ、また検査やエキスパートパネルを行える施設も限られ、まだまだ全てのがん患者が平等に受けられる医療ではない。本稿では、がんゲノム医療中核拠点病院で医療を行っている医療者の立場からこの医療のメリットと課題をまとめた。
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。