【特集 エビデンスに基づく機能性食品の現況と展望Ⅰ】
食の三次機能とニュートリゲノミクス
The tertiary function of food and nutrigenomics.
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- 掲載誌
- Pharma Medica Vol.32 No.8 15-20, 2014
- 著者名
- 安岡顕人 / 荒井綜一 / 阿部啓子
- 記事体裁
- 抄録
- 疾患領域
- 栄養管理
- 診療科目
- 一般内科 / 循環器内科 / 産婦人科 / 消化器内科 / 糖尿病・代謝・内分泌科 / 老年科 / 小児科
- 媒体
- Pharma Medica
「はじめに」三次機能をもつ成分は基本栄養素と対比させて非栄養成分とも呼ばれる. 栄養素は摂取不足で欠乏症になるが, 三次機能成分は摂取しなくても欠乏症にはならない. これが両者間の大きな違いである. しかし, 三次機能成分の作用は栄養素の動態を介している場合が多い. これは, 三次機能成分の研究の過程で食物成分同士の生理的相互作用のなかで健康に好ましいものを抽出してきた作業の結果ともいえる. また, 三次機能成分が調節するところの健康状態とは, 単なる「高血圧」といった一面的なものではなく, 生体の総体的な変化そのものあるいは結果である. 現代の栄養学では, 核酸, 蛋白質, 各種代謝物を総体的に捉える研究 (オミクス) が主導的である. 特に三次機能成分の研究では, 成分が薬物などと比べて穏やかかつ全体的に作用するため, オミカルに捉えるべき事象が多い. 解析対象としては, 蛋白質や代謝物に比べ, 核酸は一定の方法論で多様な生命現象を追いやすい.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。
