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【特集 IBD診療の現在】

クローン病に対する治療;最新のガイドラインより


掲載誌
Pharma Medica Vol.30 No.9 19-22, 2012
著者名
矢野豊 / 松井敏幸
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器 / アレルギー・免疫
診療科目
一般内科 / 消化器内科 / 小児科 / 消化器外科
媒体
Pharma Medica

「はじめに」クローン病(Crohn's disease; CD)は, 腹痛, 下痢, 発熱を主症状とし, 主に若年者に発症する. 再燃と寛解を繰り返し, 非連続性に分布する全層性肉芽腫性炎症や瘻孔を特徴とする消化管の慢性炎症性疾患である. 口腔から肛門まで消化管のどの部位にも病変を生じうるが, 小腸・大腸(特に回盲部), 肛門周囲に好発する. また, 口腔内病変, 関節病変, 皮膚病変や眼病変を伴うこともある. わが国の診断基準は2011年2月に改訂されており1), 従来通り確定診断のためには画像検査が必須である. 元来, 罹患率・有病率は欧米で高く, わが国ではまれな疾患であったが, 厚生労働省研究班の報告によればCDの登録患者数は3万人を超え, 年々増加の傾向をたどっている. 病因はいまだに不明であるが, 遺伝的素因を有する個体にさまざまな環境因子が関与して腸粘膜の免疫系の調節機構が障害されて炎症が生じるというのが現在の国際的なコンセンサスである.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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