【特集 IBD診療の現在】
炎症性腸疾患の疫学
掲載誌
Pharma Medica
Vol.30 No.9 9-12,
2012
著者名
武林亨
記事体裁
抄録
疾患領域
消化器
/
アレルギー・免疫
診療科目
一般内科
/
消化器内科
/
小児科
/
消化器外科
媒体
Pharma Medica
「はじめに」日本における炎症性腸疾患の疫学像は, 国による難治性疾患克服研究事業の特定疾患治療研究事業のデータが, その概要を知る手がかりとなる. この事業では, 症例数が少ない, 原因不明で治療方法も未確立, 生活面で長期にわたる支障があるといった条件を満たす難病(特定疾患)のうち, 潰瘍性大腸炎, クローン病などの45疾患を対象に, 治療費の一部を助成するもので, あわせて, 主治医が作成する申請書(臨床調査個人票)によってその疫学像が把握されている. この事業の対象者に交付される特定疾患医療受給者証の所持者数は, 2010年度末時点で, 潰瘍性大腸炎117,855人(男性63,593人, 女性54,262人), クローン病31,652人(男性22,261人, 女性9,391人)であった1). 潰瘍性大腸炎, クローン病とも, 性別では男性の比率が高く, 発病年齢は, 両疾患とも25~30歳にピークがあった.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

