はじめに
血小板は一次止血栓の形成に関わる無核の血球細胞である。骨髄で造血幹細胞から巨核球分化を経て血小板が産生され,その寿命は赤血球と比べてきわめて短く,7日程度である。血小板のなかにさまざまなRNAが存在し,血小板内mRNAが無核の血小板のなかでスプライシングを受け蛋白質合成を引き起こすことや, microRNA(miRNA)経路の存在が明らかとなってきた。本稿では血小板における蛋白質合成とその役割,無核の血小板での遺伝子発現手法, また血小板内miRNAについて最近の知見を概説する。
KEY WORDS
●mRNAスプライシング ●microRNA ●蛋白質翻訳 ●血小板活性化
全文記事
血小板をめぐる最近の話題
(基礎編)血小板と蛋白質合成
Protein synthesis in anucleate platelets.
掲載誌
Pharma Medica
Vol.30 No.5 27-31,
2012
著者名
大森 司
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
血液
診療科目
血液内科
媒体
Pharma Medica
Key Words
mRNAスプライシング
/
microRNA
/
蛋白質翻訳
/
血小板活性化
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

