はじめに
2006年10月,初の腎臓売買事件1)が摘発されたのを契機に,舞台となった病院が内部調査を行ったところ「治療目的で摘出された腎臓を移植に利用していた」ことが公表され,「病気腎移植」バッシングが起きた。メディアは「病気腎移植」と呼び報道したが,賛成派は「病腎移植」と呼んできた2)。これに対し米フロリダ大学移植外科のハワード教授から「Restored kidney」という新名称の提案があった。筆者らは当初これを「レストア腎」と訳して論文3)にも用いたが,患者団体から「修復腎」のほうがわかりやすくてよいという提言があり,現在では患者裁判でもこの言葉が正規のものとして用いられている4)。そこで以下,「病腎移植」に換えて「修復腎移植」という用語を用いる。
全文記事
臓器移植をめぐる最近の話題;臓器移植法改正後の展開
病腎(修復腎)移植をめぐる問題;賛成の立場
掲載誌
Pharma Medica
Vol.29 No.11 21-27,
2011
著者名
難波紘二
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
腎臓
/
その他
診療科目
一般外科
/
腎臓内科
/
その他
媒体
Pharma Medica
Key Words
腎移植
/
小径腎癌
/
修復腎移植
/
病腎移植
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

