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小児の精神疾患;ADHDを中心に

ADHDの併存症・合併症


掲載誌
Pharma Medica Vol.28 No.11 25-28, 2010
著者名
久保田真由 / 原田謙
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
精神疾患 / 神経疾患 / 小児疾患
診療科目
神経内科 / 小児科 / 心療内科 / 精神科
媒体
Pharma Medica

「はじめに」注意欠如・多動性障害(ADHD)は, DSM-IV-TRによると, 不注意, 多動, 衝動性を主症状とする障害として定義されている. そして, ADHDはこれらの主症状だけで構成される障害ではなく, 行動面・情緒面などのさまざまな障害を併存することが知られている. 日本でADHDの併存障害を調査したものとして齊藤らの研究がある1). 彼らは, 1999年1月から2001年6月までに病院を受診したADHDの子ども55名, 8~19歳(平均年齢12.5±2.7歳)に対して追跡調査を行った. 追跡調査時のADHD55名の併存障害を示したものが図1である. ADHDの子どもの80%に何らかの併存障害が伴っていた. 齊藤らは, ADHDの併存障害を, 一次性, 二次性に分けた2). 学習障害のようなADHDと重複する他の発達障害, チック障害など身体機能の発達性障害は一次性併存障害といわれる. しかし, ADHDの子どもが示す症状や問題点はこれらにとどまるものではない.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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