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小児の精神疾患;ADHDを中心に

ADHDの病態生理学


掲載誌
Pharma Medica Vol.28 No.11 17-19, 2010
著者名
岡田俊
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
精神疾患 / 神経疾患 / 小児疾患
診療科目
神経内科 / 小児科 / 心療内科 / 精神科
媒体
Pharma Medica

「はじめに」注意欠如・多動性障害(ADHD)は, 7歳以前より認められる不注意, 多動性-衝動性という行動上の特性によって診断される障害であるが1), ADHDの病態は, ドパミン系を中心にしたモノアミン神経系と密接に関連している. 本稿では, ADHDの病態生理を神経化学の側面から概説したうえで, 薬物療法の位置づけについて検討を加えることとしたい. 「I. ADHDの罹患性とドパミン神経系の関連」双生児研究20報のメタ解析2)によって, ADHD発症のリスクファクターとして, ドパミントランスポーター(DAT), ドパミン受容体D4, D5(DRD4, DRD5)およびドパミンβ水酸化酵素(DBH), シナプソトーム関連蛋白のSNAP-25, およびセロトニントランスポーター(5-HTT), セロトニン受容体1B(HTR1B)の7つの遺伝子が抽出された. すなわち, ドパミン神経系の機能不全がADHD発症の危険因子である可能性が示唆された. 妊娠中の母親の喫煙によるニコチンへの胎内曝露がADHDの発症リスクを高めるという報告もある3).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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