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全文記事
小児の精神疾患;ADHDを中心に

特集にあたって


掲載誌
Pharma Medica Vol.28 No.11 2811-7, 2010
著者名
宮本信也
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
精神疾患 / 神経疾患 / 小児疾患
診療科目
神経内科 / 小児科 / 心療内科 / 精神科
媒体
Pharma Medica

ADHDは, 注意力障害, 多動性, 衝動性を基本特性とする状態である. その行動特性から, 家庭では落ち着きがないということで, 学校では集団活動から外れやすいということで, それぞれ親や教師から注意や叱責を受けることが多くなりやすい. ときには, 親のしつけが悪いとして親が非難されることもあり, 子どもだけでなく親もつらい思いをすることもみられていた. そうした状況のなか, ADHDという状態があること, しかも薬物療法が有効であることが知られるようになり, 医学のみならず教育や保護者の間でも関心が高くなったものである. ADHDに対する薬物療法に関しては, わが国では適応が承認された薬剤が少し前まで存在せず, 適応外で薬物が使用されるという経緯があった. しかし, 2008年にメチルフェニデート徐放薬が, 2009年に選択的ノルアドレナリン取り込み阻害薬(アトモキセチン)が, それぞれADHD適応薬として相次いで発売され, わが国においてもようやくADHDに対する薬物療法の体制がある程度整ったといえるであろう.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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