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CKDをめぐる新たなる展開

慢性腎不全における薬剤の使い方・留意点


掲載誌
Pharma Medica Vol.28 No.2 55-58, 2010
著者名
田中章郎 / 伊藤恭彦
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
腎臓
診療科目
一般内科 / 腎臓内科 / 泌尿器科 / 老年科 / 小児科
媒体
Pharma Medica

「はじめに」慢性腎不全患者は, さまざまな合併症を管理するために, 多くの薬剤処方が必要となる. 腎排泄性の薬剤や, 活性代謝物の排泄経路が腎である場合, 薬剤の投与量や投与間隔の調整が必要となる. 日本において, GFR(Glomerular filtration rate;糸球体濾過量)が50mL/min/1.73m2未満, もしくは, 尿蛋白が陽性である人の数は591万人であり, 人口の5.7%と推計されている. 高齢者ではGFRが50mL/min/1.73m2以下になっても血清クレアチニン(sCr)値の上昇を認めない場合もある. 一方, 薬剤性腎障害により腎不全の経過をたどる症例も存在する. 腎障害がある患者に腎障害を惹起するような薬剤を使用することは避けなければならないが, 腎障害がない患者でも高齢者, 肥満者, 心不全患者などでは腎不全を惹起する可能性があり, 注意が必要である. 「I. 慢性腎不全患者における薬物投与設計」慢性腎不全患者へ処方する際は, (1)腎機能の評価, (2)投与薬剤の選択, (3)投与量や投与間隔の調節, という手順を踏む.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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