全文記事
皮膚アレルギー疾患を網羅する
蕁麻疹
掲載誌
Pharma Medica
Vol.27 No.12 15-18,
2009
著者名
森桶聡
/
秀 道広
記事体裁
特集
/
全文記事
疾患領域
アレルギー・免疫
/
皮膚疾患
診療科目
一般内科
/
アレルギー科
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皮膚科
/
老年科
/
小児科
媒体
Pharma Medica
「はじめに」蕁麻疹は, 掻痒の強い浮腫性紅斑や膨疹が出没を繰り返す皮膚疾患である. 発症年齢は小児から高齢者まで幅広く分布する. その機序は, 何らかの誘因で皮膚の肥満細胞が脱顆粒し, ヒスタミンをはじめとする化学物質が放出され, それらが周囲の神経や小血管を刺激することによって引き起こされる. 肥満細胞を脱顆粒させる誘因には多くのものがあり, それらが複合的に関与していることが多い. 2005年に発表された蕁麻疹・血管性浮腫の診療ガイドライン1)では, 3群に病型分類され(表), 蕁麻疹の種類に応じた対応が示されている2). 「I. 臨床症状」蕁麻疹の症状は, 一般に掻痒を伴う種々の形状, 大きさを呈する浮腫性紅斑や膨疹の出没である(図)3). これらの皮疹は表皮の変化を伴うことなく, 多くの場合数時間~24時間以内に消退する. ただし, 血管性浮腫や遅延性圧蕁麻疹のように, 個々の皮疹が2~3日にわたり持続するものもある.
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

