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大腸癌治療の現在;化学療法と外科手術のコンビネーション

切除不能・両葉多発大腸癌肝転移に対するFOLFOX化学療法後の外科切除


掲載誌
Pharma Medica Vol.27 No.11 59-63, 2009
著者名
俵藤正信 / 長瀬通隆 / 鯉沼広治 / 森嶋計 / 熊野秀俊 / 仁平芳人 / 宮倉安幸 / 佐久間康成 / 清水敦 / 堀江久永 / 藤井博文 / 安田是和
記事体裁
特集 / 全文記事
疾患領域
消化器 / 癌
診療科目
一般外科 / 消化器内科 / 腫瘍内科 / 放射線科 / 消化器外科
媒体
Pharma Medica

「はじめに」 大腸癌肝転移は外科的切除が唯一の根治療法であり, 肝切除後の5年生存率は25~40%と報告されている1)2). しかし肝転移の治癒切除率は欧米では10~20%と低く, 積極的に肝切除が行われているわが国でも約40%である. これまで多くの肝切除不能例に対し, 肝動注療法・ラジオ波凝固療法・5-FUベースの全身化学療法など行われてきたが有効性は得られていない3)4). しかしオキサリプラチンの登場により, 再発進行大腸癌に対するオキサリプラチンベースのFOLFOXなどの全身化学療法が近年急速に発展してきた. 切除不能な両葉多発肝転移症例であっても化学療法により15%で切除が可能となり切除症例の5年生存率は33%と報告され5), さらに切除可能な症例でも術前後にFOLFOXを施行した群が手術単独群より予後良好であるというRCTも報告されている6). これらの報告をもとに当科では, 2007年より切除不能肝転移・両葉多発肝転移を有する大腸癌症例に対して初回治療としてmFOLFOX6を行い, 肝転移が縮小し安全に切除可能と判断された時点で肝切除を行う方針をとっている7).
※記事の内容は雑誌掲載時のものです。

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