ロングセラー書籍「流れがわかる学会発表・論文作成How To」待望の改訂版。
本書では症例報告の意義から学会発表・論文作成までの流れを豊富なスクリーンショット、イラストでわかりやすく解説しています。
EndNoteを使った文献検索・文献整理のコツ、PowerPointでわかりやすいスライド作成のテクニック、説得力のある口頭発表の方法など、役立つ情報が満載です。
学会発表にとどまらず抄録や論文の書き方から投稿までも解説し、本書に書かれている「流れ」や「考え方」は本格的な研究においても応用可能です。
医師だけでなく、発表の機会のあるすべての方に読んでいただきたい一冊です。
著者:佐藤雅昭先生
初版 序
改訂版 序
発表までの流れ
はじめに
プロローグ
1. 症例報告の3つの意義
2.日常臨床から発表までのホップ・ステップ・ジャンプ
第1章:発表の土台作りをしよう
1.症例発表のテーマを探す―発表準備の第1段階―
2.症例データ収集のコツ
3.PubMedを使った文献検索
4.医学中央雑誌での文献検索
5.戦略的な文献検索
6.教科書・総説と孫引きの活用
7.EndNoteを使った文献整理・管理術
第2章:口頭発表をしよう~スライド・ポスター・ビデオでの発表
1.抄録の準備と提出
2.スライド発表の全体構成を考える
3.スライド作りの基本ルール5
4.PowerPoint 5つのピットフォール
5.「良い発表」の他の要素
6.口頭発表の技術―2つのDon'tsと4つのDos―
7.ポスター発表
8.ビデオ発表
第3章:論文発表をしよう
1.論文としての症例報告
2.最初に【症例・Case】を書け!
3.論文の要(かなめ)【考察・Discussion】を書く
4.【要約・Abstract】と【緒言・Introduction】を書く
5.図表を揃える
6.【参考文献・References】を作る
7.いよいよ投稿する
エピローグ
より戦略的な発表へ
ワンポイントアドバイス
/・発表準備の第1段階としての下調べ /・発表に使える画像を残すために /・PubMedの限界とGoogleなどの検索エンジン /・医中誌のクリップボード機能 /・EndNote Web版について(1) /・日本語文献の取り組みがうまくいかないとき /・EndNote Web版について(2) /・忙しい研修医だから絵コンテが有効! /・Macde作成したPowerPointファイルをWindowsで開いたときのエラー /・本当に原稿は不要なのか /・【結論 Conclusion】をつける場合 /・PowerPointで画素数の高い図を作成するには? /・投稿規定の確認はお早めに
ちょっとひとこと
/・個々の症例から新たな疾患概念へ /・「○○に××を合併した一症例」のパターン /・計画的な検査のお陰で後悔せずに済んだ具体例 /・なぜ手術や内視鏡治療の画像を残すのが難しいか? /・2単語以上で1つの意味をなす用語の検索 /・緻密な文献検索は発表者の真摯な態度の表れ /・教科書が分厚くて扱いにくい /・あなたは紙派?電子データ派? /・抄録はそんなに大切なのか? /・略語に注意! /・テクノロジーの進歩と発表の本質 /・良い発表は,質問されてこそ /・口頭発表の重要性と「村社会」としてのリサーチコミュニティ /・英語論文を書くときの「力点」 /・フォーマットした後で引用文献を確認するには