フレイルとは高齢による虚弱(frailty)のことで、多くの診療科がこの概念に注目し、臨床に取り入れ始めています。
フレイルには身体的、社会的、精神・心理的と幅広い概念がありますが、今回は新概念としてオーラルフレイルもご紹介します。
年を取ったら食欲がないのは当たり前と思っていませんか? 実は、オーラルフレイル高齢者を健常者と比較すると、サルコペニア発症リスク2.13倍、総死亡リスク2.09倍であることが分かりました。
最期まで口から食べること、栄養の重要性にも注目していただき、フレイル予防へつなげていただけることを願っています。