例年のインフルエンザ感染者数は国内で推定約一千万人、超過死亡者は多い年で約1万人と推計されており、乳幼児から高齢者まで誰もが感染します。そのようななか、今シーズンからは、これまでにない作用機序を有する抗インフルエンザ薬ゾフルーザⓇの本格的な臨床使用、タミフルⓇを取り巻く環境変化など、インフルエンザ診療は新たな局面を迎えようとしています。
そこで今回は、感染対策、パンデミックに関する知識、近年のインフルエンザの流行状況など、医療従事者として患者さんと接する上で知っておくと役立つ最新情報をご紹介します。