インタビュー

前編小児の在宅医療

テーマ:小児の在宅医療 前編

医療依存度の高い小児と
家族を支える小児在宅医療

髙橋 昭彦 先生
ひばりクリニック 院長/認定特定非営利活動法人うりずん

近年、新生児医療や小児医療の領域では、医療技術の進歩による救命率の向上に伴い、後遺症や障害により人工呼吸器などの高度な医療的ケアを必要とする小児が年々増加しています。超高齢社会に備えて高齢者を対象とする在宅医療の整備が進められてきた一方で、医療依存度の高い小児や障害がある小児を対象とした在宅医療の体制や地域資源は十分とはいえず、長期入院児の地域移行はなかなか進んでいません。本稿では栃木県宇都宮市で小児科・内科の外来と在宅医療を行う傍ら、重症心身障害児者や医療的ケア児の日中一時支援(レスパイトケア)をはじめ、患児と家族の生活を支える活動を幅広く行っているひばりクリニック院長の髙橋昭彦先生に、小児在宅医療の現状や特徴、医療依存度の高い小児が地域で暮らすことの意義、そのために必要なケアや家族支援の在り方などについてお話を伺いました。

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後編小児の在宅医療

テーマ:小児の在宅医療 後編

子どもと家族の当たり前の暮らし」を
支える小児在宅医療

髙橋 昭彦 先生
ひばりクリニック 院長/認定特定非営利活動法人うりずん

小児在宅医療の主な対象は、重度の知的障害と肢体不自由が重複する「重症心身障害児」や、人工呼吸器や痰の吸引、経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要となる「医療的ケア児」と呼ばれる医療依存度の高い子どもたちです。医療技術の進歩を背景に生まれた医療的ケア児は全国で約1万9千人と推計されており、その数は増加の一途をたどっています。一方で、そうした医療依存度の高い小児やその介護を担う家族を支える在宅医療や社会福祉制度は十分ではありません。後編では、訪問診療と並行して医療依存度の高い小児を在宅で介護する家族を支援するさまざまなサービスを提供しているひばりクリニック院長の髙橋昭彦先生に、「子どもと家族の当たり前の暮らし」を支える取り組みや小児在宅医療を広めていくための課題についてお話しいただきました。

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バックナンバー

超高齢社会の終末期医療

2018年9月・11月

テーマ

超高齢社会の終末期医療

髙久 史麿 先生
前編

超高齢多死社会の終末期医療について考える

後編

本人の望む最期を~変わる終末期医療~

がんサバイバーへの支援

2018年12月・2019年1月

テーマ

がんサバイバーへの支援

垣添 忠生 先生
前編

がん患者の疎外感や孤立感、不安や恐怖からの解放を目指して

後編

がんと共に生きる社会を目指して

これからの地域医療

2019年2月・3月

テーマ

これからの地域医療

横倉 義武 先生
前編

超高齢多死社会におけるかかりつけ医の役割

後編

持続可能な地域医療の実現に向けて

在宅医療の本質

2019年4月・6月

テーマ

在宅医療の本質

司会:太田 秀樹 先生
×
迫井 正深 先生
前編

医療に「生活の視点」を

後編

治す医療から支える医療へ

認知症と共に生きる社会

2019年7月・8月

テーマ

認知症と共に生きる社会

長谷川 和夫 先生
前編

認知症研究の第一人者が、認知症になって伝えたいこと

後編

認知症になっても安心して暮らせる社会を

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