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アンチエイジング薬としてのARB

ARBによる脳年齢改善

茂木正樹堀内正嗣

Anti-aging Science Vol.2 No.2, 16-23, 2010

「はじめに」 “脳の老化”という言葉が最近よく使われているが, はっきりとした定義はなく漠然とした言い回しとして使われている. 動脈硬化度を指標とする“血管年齢”や肺機能を指標とした“肺年齢”のように年齢基準値(平均値)を決めることができる臓器に関しては, “臓器年齢”を設定し, 臓器の老化をある程度把握することが可能であるが, 脳は単一の仕事を受け持つ器官ではないために, 1つの機能性臓器としてとらえることが難しく, 臓器年齢の設定が困難である. また, 身体・精神活動の統御系であり, その機能が喪失あるいは減弱することで身体活動や認知機能の低下が誘導されたとしても, それが脳機能の低下であると断定することが難しい. 例えば, 身体活動の低下には筋肉の老化や整形外科的要因も含有され, 認知機能などでは意欲の低下や環境因子なども影響するといったように, “脳の老化”を症状から端的に評価することも難しいと思われる.

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