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アンチエイジング薬としてのARB

ARBによる血管年齢改善

光山勝慶

Anti-aging Science Vol.2 No.2, 11-15, 2010

「はじめに」 高血圧は最も代表的な国民病であり, 動脈硬化や血管老化を引き起こす最も重要な疾患の1つである. 降圧薬で高血圧患者の血圧を低下させることにより脳卒中, 虚血性心疾患, 心不全等の脳・心血管イベントや死亡率が有意に減少することが多くの大規模臨床試験で証明されており, 降圧治療が動脈硬化を抑制することは明らかである. 現在, 高血圧治療ガイドラインで第一選択薬として推奨されている降圧薬は, アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB), カルシウム拮抗薬, ACE阻害薬, 利尿薬, β遮断薬の5種類である. これらの中でARBは最も適応範囲が広く, 糖尿病, メタボリックシンドローム, 心不全, 心筋梗塞後, 脳卒中, 腎不全を合併する高血圧患者に積極的適応がある. 「ヒトは血管とともに老いる」と言われるように, 血管の老化が循環器疾患を含め, さまざまな疾患の中心的機序と考えられているが, ARBは血圧を下げるだけでなく血管に対して多面的作用を有することが注目されている(図1)1).

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