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アンチエイジングをめぐる最近の話題 PART 2

降圧薬によるアンチエイジングの可能性

光山勝慶

Anti-aging Science Vol.2 No.1, 19-22, 2010

「はじめに」わが国では, 高血圧患者が約4,000万人と推定されており, 高血圧は最も代表的な国民病である. 高血圧は脳卒中, 虚血性心疾患, 腎機能低下, 認知機能障害等を引き起こす最も重要なリスクファクターの1つであり, QOLの低下や寿命の短縮を引き起こす. 実際, 降圧薬で高血圧患者の血圧を低下させることにより脳・心血管イベントや死亡率が有意に減少することが多くの大規模臨床試験で証明されている(図1)1). 一方, 血圧は加齢とともに上昇することが知られており, 高血圧はエイジングとも密接な関係をもつ. また, 降圧薬は血圧を低下させるだけでなく, さまざまな多面的作用をもつことが明らかとなり注目されている. 本稿ではアンチエイジング薬としての降圧薬の可能性について述べる. 「I 降圧薬の種類と使い分け」日本高血圧学会により作成された高血圧治療ガイドライン(JSH 2009)では, 高血圧治療のためにカルシウム拮抗薬, AT1受容体ブロッカー(ARB), ACE阻害薬, 利尿薬, β遮断薬の5剤を第一選択薬として推奨している.

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